Arma 3 でヘリコプターの吊り上げ輸送してみよう

Arma 3内のNATO の CH-67 Huron による大型物資の空輸
NATO の CH-67 Huron による大型物資の空輸

Arma 3 のバージョン 1.34 で公式用意された機能で、新しいゲーム プレイが楽しめる、ヘリコプターによる物資の吊り上げ輸送をしてみよう!

吊り上げ輸送や懸吊、スリング ロードなどと呼ばれるこの方法は、画像のように機外へ貨物を吊るし、ヘリコプターの機動力を活かした迅速な輸送が可能になります。

Arma 2 でも、MOD として可能でしたが、 Arma 3 ならではとして、物理演算エンジン PhysX の適用を受けたロープにより、機体は貨物による重量の尾増加や、重力の影響を受け、より現実的な視覚的、挙動的影響が実装されました。

使ってみよう

前置きはここまでにして、実際に吊り上げ輸送をやってみましょう。その前に、実はヘリコプターを物資の真上に移動させるだけで吊り上げは出来ますが、操縦士は貨物と機体の相対位置や状況が分かりません。それを解消する Sling Load Assistant というのがあるので、そちらを使うのをおすすめします。

Arma 3で吊り上げ輸送をやってみよう。キーの割り当て

ゲーム内で、 メニューを開き(標準では ESCキー)、CONFIG -> CONTROLS -> KEYBOARD タブ内で、プルダウン メニューから Helicopter Movement を選び、“Sling Load Assistant” をお好みのキーに割り当てます。

Arma 3で吊り上げ輸送をやってみよう。情報の表示

割り当てた後に、キーを実行すると画面右側に Sling Load Assistant が表示され、いくつかの情報が表示されるようになりました。

赤枠で囲まれた Sling Load Assistant 画面には円状に配置された線で距離を表し、赤い十字線で吊り上げが出来るかどうかの状態を表しています。

また黄線の横にある白いバーで機体の高度を表示し、白い菱型で囲まれた緑の点で、吊り上げ可能な貨物を表示しています。操作している機体の出力では吊り上げ出来ない貨物の場合、この緑の点が表示されません。

この Sling Load Assistant を見ながら、機体の高度を 10 メートル以下に保ちつつ、緑の点が 5 メートルの線内に来るまで操作して下さい。

Arma 3で吊り上げ輸送をやってみよう。吊り上げ

機体の操作をして、貨物の吊り上げが可能になりました。赤の十字線は緑に変わり、吊り上げ可能であることを示しています。

この状態から、アクション メニューの“Hook”、または“Rope Interaction”キーを実行すると、青の線上に ATTACHING というプログレス バーが現れ、左上の鉤が斜めになります。プログレス バーが 100 パーセントに、つまりロープの取り付けが終わるまで、表示が緑の十字線になるよう機体の位置を維持して下さい。

Arma 3で吊り上げ輸送をやってみよう。取り付け完了

青の線上にあったプログレス バーは消え、HOOKED と表示されました。貨物とロープの取り付けが完了し、いよいよ上昇を初め、空輸を初めます。

上昇をするにあたって気をつけるべき事は、機体が貨物の重量分だけ重くなるという事です。ロープがたるんでいる状態で、いきなり上昇をすると機体が損傷するかもしれません。また飛行中は遠心力や、貨物が地上に当たらないかどうかの注意が必要です。

Arma 3で吊り上げ輸送をやってみよう。飛行中

吊り上げ輸送は、ヘリコプターと貨物のオブジェクトが対応していると可能で、Arma 3 標準のヘリコプターとオブジェクトは全て可能です。

比較的に軽量で小さい貨物であれば、ほとんどのヘリコプターで吊り上げられますが、コンテナになると CH-67 Huron クラスといった大型輸送ヘリコプターでないと不可能という風に設定されています。

Arma 3で吊り上げ輸送をやってみよう。下ろしてみる

目的地へ運ぶことが出来ました。機体の高度を 5 メートル以下ぐらい、速度を止めたままアクション メニューから“UnHook”、またはRope Interaction”キーを実行すると、貨物がロープから切り離されます。

Arma 3 ヘリコプター DLC の発売に合わせて公開されたバージョン 1.34 では、現実的な飛行力学を備えた飛行特性 RotorLib の実装と、車両内から射撃が可能になるなど Arma 3 の土台部分が更新されています。

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