2013 年で最先端の装甲防御の一種である アクティブ防護システム MOD の開発中動画が新たに公開されました。これは動画でお分かりのとおり飛来する対戦車弾などに対して、高速で物理的に破壊する自衛兵器を Arma 3 で再現しようという物。
M2A1 Slammer のモデルとなったイスラエルの戦車 Merkava MK4 には同様の直接迎撃型である "トロフィー" システムが既に実用化されており、この MOD を追加したとの事。更に OPFOR の戦車 T100 にも爆発装甲反応の様な電子システムの開発にも取り組んでいるそうです。
更にこの MOD は 魔法の様な物ではない ということで現実と同じシステムや弾薬の制限を受けます。
システムはカメラで監視し、脅威を判定後に "撃墜" をしようとするので、カメラの死角は無防備状態となります。システムは砲塔と一体化しているので、砲塔も回転すると死角も移動します。
また黒い円は撃墜をする弾薬の再装填と、同目標へ撃たれた場合に間に合わない範囲を表しており、弱点も存在します。
システムは三段階に分けられます。
- フェーズ 1 火力 カメラは砲塔、ミサイルとロケットを見える範囲で監視し、最大で視野角 60 °を持ちますが、遠距離の対象物に対しては 6 °まで下がります。この段階で脅威判定がくだされた場合にフェーズ 2 へと移行。しかし動作の低下を防ぐために、1つの目標物しか関しを行わないとの事。
- フェーズ 2 このフェーズでは発射された弾がこちらに到達するまでの飛翔時間を計算。ミサイルの飛行時間は速度によって変わるのでくり返し処理が行われます。この時点で戦車から 5m ~ 15m の間でミサイルを撃墜出来るという判定が下されれば、フェーズ 3 へと移行します。
- フェーズ 3 ここでようやくどちら側の弾薬を使って撃墜を行うかの判定が下され、フェーズ 2 で計算された到達時間から微調整の後に初めて防御をします。そして自動的に再装填を行います。
なおこの MOD の公開は Arma 3 製品版の発売日である9月12日より前には公開される予定です。
この自衛システムにより戦車はより強固になりますが、再装填時を狙えばいいので、次弾発射を初弾発射の同じ所へ 0.2 秒後ぐらいに撃てばいいのではないでしょうか。2030 年代なら当然あってもおかしくは無い機能だと考えられます!
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