Arma 3 での機甲戦闘の体験をさらに強化する Tanks DLC の発売が 4 月 11 日へ決定され、実装される新たな主力戦車や AWC、戦車駆逐車、ミニキャンペーン、ショーケースなどの追加が ARMA 3 TANKS DLC ROLLS OUT ON APRIL で明らかにされました。また DLC を紹介する開発ダイアリー映像も同時に公開されています。
Arma 3 - Developer Diary: Tanks DLC - YouTube
DLC では有料コンテンツ以外にも、大規模なプラットフォーム アップデートを伴っていて、Arma 3 所有者の全員が無料で受け取れる新しいゲーム プレイ、フル モデル化された 3D 内装や管制装置、新しい対戦車ランチャーと車両の仕様、シナリオの雰囲気を変える小物オブジェクト、競争的なマルチプレイヤー モードなども実装するとのこと。
新しいコンテンツ
T-140 Angara - CSAT 勢力で採用されているロシア製の主力戦車 (MBT)。最大の破壊力を持ち込みながら、最大級の防御性能を乗員に提供するために作られた車両である。Angara の主力兵装には新型の 125mm 砲を採用しており、3 種類の砲弾を発射可能。主砲は西欧諸国の大半の戦車を超える射程距離を誇る。補助兵装には 7.62mm 同軸機関銃および 12.7mm 重機関銃を搭載。Angara は標準的な T-140 に加え、T-140K「指揮官派生型」が存在し、重機関銃の代わりに 30mm 機関砲を搭載、さらに他車とのデータリンクで目標情報を共有するための各種センサーを装備している。
AWC Nyx - Nyx 装甲武装搭載車両 (AWC) は元々はドイツ系開発の流れを汲む兵器であるが、AAF 勢力によってライセンス生産および改修が行われている。小型な車体ゆえに比較的に高速で機動性が高く、CH-49 Mohawk ヘリコプターによる吊り下げ輸送も可能。Nyx には複数の派生型が存在しており、対戦車型、対空型、偵察型、機関砲型がある。いずれの派生型も 7.62mm 弾に対する防弾性をもつ装甲板が装着されているが、各車両には戦場においてそれぞれに異なる要求を満たすための武装や装備がなされている。本 DLC に搭乗する各新型車両と同じく、Nyx には複数の装備が用意されている。
Rhino MGS - 装輪型の装甲戦闘車両 (AFV) であり、対戦車を主目的とした兵器。そのため「戦車駆逐車両」とも呼ばれている。Rhino MGS は 120mm 砲を搭載、あらゆる種類の標準的な砲弾に加え、MARUK ATGM を発射可能。補助兵装には .338 マグナム同軸機関銃を装備。また Rhino には UP 型も存在する。同派生型には遠隔操作式の 12.7 mm 重機関銃砲座を追加で搭載、さらにスラットケージや爆発反応装甲といった防護対策も強化されている。これら追加装備を有した UP 型は市街地軍事作戦 (MOUT) に適しているが、同時に重量が増加しており輸送量も制限されてしまっている。Rhino の 2 つの派生型はどちらもデータリンク接続が行われ、友軍によって検知もしくは「ペイント」されたターゲットにロックオンすることが可能である。
ミニキャンペーン「アルティスの鎮魂歌」 - プレイヤーは 3 つのシングルプレイヤーシナリオを通して、AAF 軍のいち戦車長となり、Arma 3 のバニラ版キャンペーン「東からの風」で描かれた NATO 軍攻勢を反対側の視点から体験することができます。プレイヤーは FIA の戦いに投入された新型 AWC Nyx の指揮を任せられます。さらには新たな T-140 Angara 主力戦車を操縦する機会もめぐってきます。また本小規模ミニキャンペーンではプレイスタイルと功績に応じて、複数のエンディングのひとつへと行き着くことになります。
ショーケース「戦車駆逐車」 - このシングルプレイ用「ショーケース」シナリオでは、NATO 乗員として新しい Rhino MGS UP 型に乗り込みます。この「戦車駆逐車両」は主力戦車と比肩する火力を有していますが、装甲の防御力の点では大きく劣ります。よって作戦目標を達成するには Rhino の速度と機動性を活かす必要があります。
プラットフォーム アップデート
Tanks DLC はさまざまな新規コンテンツや機能を導入する大規模なプラットフォーム アップデートから成り立っています。全てのプレイヤーに新機能とボーナス コンテンツが配布されます。
最も特筆すべきなのはすべての装甲車両へ フル モデル化された 3D 内装を追加。また地表により変化する操舵性能といった強化された操作性と拡張されたダメージ モデル、車両カスタマイズ、アップグレードされた効果音で装甲車両の運用を全体的に改良しています。
拡張されたダメージ モデルでは装甲の貫通がより正確に考慮されるようになったり、徹甲弾やりゅう弾といった各弾頭が装甲に与える影響、ケージ装甲と爆発反応装甲による防御性が考慮されます。ケージ装甲や車体を隠す偽装網の追加は車両カスタマイズ機能で可能です。
加えて、装甲車両へ対応できるよう新たに 射撃管制装置 (FCS) を追加 (Jets で一部先行実装) し、目標の速度や距離を自動的に計算しゼロインを調整。初弾が当たる可能性を高めるよう見越し射撃もできます。それに新たなミサイルの飛行特性と能力で、一部の対戦車誘導ミサイルにはトップ ダウン アタック モードとダイレクト モードを再現。さらに地形追従型兵装への対応も追加。また一部の武器は発射後に捕捉することが可能です。
ほかにもマルチプレイヤー用チーム対チームの"Vanguard"モードを追加、新しい DLC 車両を使った 3 つの新規タイム トライアル チャレンジ、新武器には FIA 用の Mod 0 と NATO 用 Mod1 がある MAAWS 対戦車無反動砲と CSAT の 9M135 Vorona 対戦車誘導ミサイルという 2 つの対戦車ランチャー、トラックに無誘導ロケット砲を搭載した仕様、オフロードに SPG 無反動砲を搭載した仕様、装飾用のオブジェクト、公式サウンド トラック、Steam 実績が追加されます。
Tanks DLC は 2018 年 4 月 11 日に 1,180 円で Steam と Bohemia Store で発売予定。予約購入では 10% オフの 1,062 円で購入可能です。Tanks DLC を含む Arma 3 DLC Bundle 2 では Jets や Laws of War、Tac-Ops と合わせて購入でき、25% 以上オフです。
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