Arma 3 の AI が、視覚と匂いを使って動物のように対象のユニットを追跡するように AI の強化を行う ARTEMIS MOD とスクリプトが BI フォーラム上で公開されました。
ARTEMIS MOD とスクリプトでは、選択されたユニット(狩猟者)が、動物のように環境から得られる情報を使って、挙動を行う独自の AI アルゴリズムを実装し、ミッションで簡単に使えるように設計と設定がおこなわれています。
ただし、実行には高い負荷が掛かるため(具体的には視界の検知を毎秒行う)、狩猟者の挙動が遅延と遅滞するという可能性があります。
狩猟者の目は光と動的物体を見る条件によって、検知能力が左右されます。天気と昼間といった光度と、大きさや移動速度と背景に加えて、その物体が何なのかという判別をするための知識量に応じて、獲物が発見できるかどうかが決まります。
また匂いによって、視界が得られなくても追跡が可能です。狩猟者は獲物の残り香と足あとを見つけることが出来ますが、雨で足あとが見えなくなる事もありますし、風の強さと向きによって臭いが影響します。
これらの情報を使って、獲物を見つけた狩猟者は、獲物の視界に入らないように背後から近づき、奇襲攻撃をかけるとのことです。
使いかた
アドオンの場合、エディタ上で Artemis(Hunter)モジュールを設置し、そのモジュールと狩猟者となるユニットを同期線で結びます。
そして、Artemis (Prey) モジュールを設置し、そのモジュールと獲物となるユニットを同期線で結びます。
スクリプトの場合、スクリプト フォルダをミッションのフォルダへ配置後、init.sqf へ下記の構文を記述します。
RYD_ART_Hunters = [(here list of hunters)]; RYD_ART_Prey = [(here list of prey units)]; nul = [] execVM "Artemis\ARTInit.sqf";
設定の変更
実装されている幾つかの挙動を変更することが可能です。
RYD_ART_Hunters = []; (script version only. Array holding hunter units. Obligatory) RYD_ART_Prey = [player]; (script version only. Array holding prey units. If not defined or empty, player is the prey) RYD_ART_Smell = 3; (positive number - smell sensitivity of the hunters. Used for tracking prey) RYD_ART_Sight = [1.5,1.5]; (array of positive numbers. Eyesight sensitivity for the hunters (light factor, movement factor). Used for spotting prey) RYD_ART_Loiter = 200; (non-negative number. How far around current position hunter should wander randomly when lost the trail. Unlimited if 0) RYD_ART_Strike = 1; (number. Multiplier of damage dealt by Hunter each basic strike) RYD_ART_Placement = []; (Min/max random placement radius for each hunter from random hunted. Leave empty array to disable random placement) RYD_ART_Dbg = false; (boolean. Debug mode switch. In debug mode postions of all hunters and each prey will be marked on the map)
動作にあっては、シングル プレイでは問題ないものの、マルチ プレイでは未知数となっています。
また、恐竜の世界を再現する Jurassic Arma MOD - Raptor Packでの使用が推奨されています。
クレジット
Rydygier
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